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今回からは、古代ギリシア史です

最初のおこりは、エーゲ文明です

エーゲ海に栄えたから、エーゲ文明です

地中海のギリシアとトルコの間にある場所が、エーゲ海です

ちなみにトルコの場所は、地理的には小アジアといいます
この言葉、何度も聞かれるので覚えてくださいね


エーゲ文明は、大きく分けて2つの文明があります

クレタ文明ミケーネ文明です


レベルの高い大学になると、これ以外にトロヤ文明も聞かれます


エーゲ文明は、発見者の名前がよく聞かれます

クレタ文明は、エヴァンズ
ミケーネ文明は、シュリーマンです


クレタ文明は、ギリシア南部にあるクレタ島で生まれました
ミケーネ文明は、ペロポネソス半島です


あと文字も聞かれます


クレタ文明は、線文字Aでこれは未解読です
ミケーネ文明は、線文字Bで、ヴェントリスが解明しました


クレタ文明は、アカイア人によって滅ぼされ、
ミケーネ文明は、ドーリア人によって滅ぼされます


ミケーネ文明の滅亡は、前1100頃といわれていますが、
この頃から彼らの中で、ギリシア人という意識が芽生えてきました


クレタ文明やミケーネ文明を見てもわかるように、
この地域には頻繁に、さまざまな民族が侵入しています


その中で、自分の身を守る互助会のようなものが形成されます
この危険な時代に、一人で生きるのは厳しいのです


なので、彼らは集住(シノイキスモス)をし、ポリスという都市国家を作りました
語源的には、砦という意味です


皆さんがイメージするポリスは、警察ですよね
これって語源一緒です


ポリスが砦を意味するように、危険から身を守る安心な場所というイメージがあります
なので、警察のイメージとつながると思います


このポリスには、共通の特徴があります
アクロポリス(城山)アゴラ(広場)です


アクリポリスは、緊急時の避難場所や礼拝を行う場所として使われていました
アゴラは、普段は市民の憩いの場や市場として、緊急時は兵士の集合場所として利用されました


皮肉な話ですが、仲間の結束の強めるためには、共通の敵が必要です
学校や職場には、必ず厳しいタイプの人っていますよね

でも、その人がいることで、他のメンバが結束するっていうのは、あると思います


当時のギリシア人は、自分たちをヘレネスといい、
異民族をバルバロイといって蔑みました


ギリシアには、1000以上のポリスがあったといいます

このポリス同志をつなぐ上で重要だったのが、宗教です

皆さんも、ゼウスとかアポロンとか名前ぐらいは知っていると思います


彼らは、共通の宗教をもっており、デルフィの神託といって、
重要事項を神のお告げによって決めたりしました


そこだけ聞くと、胡散臭いですが、神殿には多くのポリスの情報が集まります
皆、お告げを求めに来ますからね。


そのため、この地域で一番情報が集積されていた場所は、デルフィでした
なのでお告げも、比較的合理的だったと推測できますね

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