センター試験の問題を久々に説いていきます
■問1
下の講義でふれてますね。年号知っていると即答できる問題です。
年号を覚えてると、呉楚七国の乱が、前154年だとわかります。また年号を知らなくても、この乱が前漢の中央集権に反発して発生したものと覚えていればとけます。
張角は、後漢末期に黄巾の乱を起こした人ですね。「三国志」のゲーム好きな人は余裕です
唐を滅ぼした人は、朱全忠です。彼が聞かれるパターンは、これが一番多いです。その後、五代十国の後梁の建国者ですね。したがって答えは、④です
■語呂
ゴソゴソ(呉楚)引っ越し(154)、景帝見ている七国の乱
黄巣花子(875)が、唐を討つ
■講義 part18 -秦・前漢-
http://world-history.blog.jp/archives/1603538.html
■講義 part21 -隋・唐-
http://world-history.blog.jp/archives/1710171.html
■問2
まず誤っているものを選ばせてます。注意ですここで受験生の苦手な現代史です。先に答えをいうと③です
中東戦争は、現代史では聞かれる頻度が高い場所です。全部で4回あります。この4回で何が起きたかを覚えておけば、この問題に答えられます。
まず始まった理由は、第二次世界大戦後、ユダヤ人がイスラエル建国を宣言することが発端です。それまで2000年ぐらいユダヤ人の国はありません
いきなり家に人が来て、「ここの土地は2000年前に住んでいた俺たちのものだ」といわれたら絶句しますよね
それで苦しんでいるのが、今のパレスティナ人です。この問題は、今もリアルタイムで続いています。
イスラエルの諜報機関であるモサドは、世界一番といわれるスパイ組織です。それらの情報を駆使して、わずか6日でシナイ半島・ゴラン高原・ヨルダン川西岸・ガザ地区を占領したのは、1967年の第3次中東戦争です
占領地域が多かったので、第3次中東戦争は4つの戦争の中でもよく聞かれます
■問3
これブログで説明しましたが、簡単な問題ですね
唐の税の移行は、租庸調制⇒両税法です。また提案者は、楊炎です。彼は両税法以外で聞かれません。必ずセットで覚えましょう
司馬光は、北宋時代に王安石の改革に反対した人です。どの王朝で、誰が、何をしたかは、世界史攻略に必須です
■講義 part21 -隋・唐-
http://world-history.blog.jp/archives/1710171.html
■講義 part23 -五代十国・宋-
http://world-history.blog.jp/archives/1741896.html
■問4
これ少し難しい問題です。まずaが一番古いのは、すぐわかりました。
スコータイ⇒アユタヤ⇒ラタナコーシンの流れはブログで説明しましたね。自分もこの設問の年号をよく覚えていませんが、タイのラタナコーシン朝が欧米による植民地の攻勢を凌いだのは知っています
bのスハルトは、インドネシアの現代史ですし、cの共産党っていうのは、社会主義ででてくる党です。本格的に社会主義国がでてくるのは、20世紀からです
ここから導き出した答えが、②です。これが正解です
歴史の流れでの記憶で解答する問題ですね
■講義 part28 -東南アジア-
http://world-history.blog.jp/archives/1870544.html
■問5
世界史の先生やってましたが、③のワヤン知りませんでした恥ずかしい
しかし、それでもこの問題は即決で解けますジャワといえば、インドネシアを聞いてることになります
パガン⇒トゥングー⇒コンバウンの流れは、ミャンマーでしたね。東南アジアは、このように王朝名を国別で覚えているだけで戦えます。したがって誤りは、④です
■講義 part29 -東南アジア2-
http://world-history.blog.jp/archives/1887985.html
■問6
世界史なのに、日本史聞くんじゃねーそういう人いると思いますが、日本も世界の一部なので、ちょいちょい聞かれます。たぶん現在の日中問題説明するために、この問題だしたと思います
中国の尖閣の次のターゲットは、沖縄です。理由として、琉球時代に朝貢関係で主従関係があったからです。ここを拡大解釈して、沖縄の帰属を中国側にしようと画策しています
したがって、aは正しいです。
次にGATTですが、現代史で聞かれます。これのおかげで、WHO(世界貿易機関)が設立します
さっくり経済の流れをいうと、現代においては、貿易は自由であるほうが利益が拡大するというのが一般的です
GATT⇒現代史⇒「現代の経済は、自由」
この流れでイメージできれば、逆の保護貿易は誤りです。正誤問題を逆にするのは常套手段です
保護貿易は、保護されていない側の国が利益をあげられず、無理矢理利益をあげようと、戦争をする国もでてきました。第二次世界大戦の遠因ですね。そのため、現代では、保護貿易をなるべく失くす方向で進んでいます
正解は、②になります
■ニュース -中国政府の防空識別圏設定について-
http://world-history.blog.jp/archives/1457425.html
問7
まず1950年代という言葉に注目です。第二次世界大戦後から現代史です
終戦が1945年ですね。その後、一番最初に覚える西ドイツの大統領は、アデナウアー(在任1949~63)です。戦後、資本主義国と社会主義国の対立で、冷戦が発生し、ドイツは西と東に分かれいました
これを解消して、ドイツ統一した人がコール(在任1982~98)です
北朝鮮と韓国は、いまだに統一できていませんから、コールは優秀だったと思います。コールも覚えましょう
イは、EUができるまでの流れですね。これも現代史では1、2を争うほど出題されます
EU成立は、フランスが主導です。これを気に食わないのが、イギリスです。イギリスは当時対抗して、自分たちの組織を設立しました。それがEFTAです。
結局、この戦いは、イギリスの負けです
今でもイギリスは独自色をだしたいので、通貨ユーロに参加せず、自国通貨のポンドを使っている所に、反発していた頃の名残がありますね
ECSCやEURATOMは、国をいきなり統合なんかできないので、まず石炭・原子力から共同運営しましょうという意見から生まれたものです
正解は、①になります
問8
これは、西ドイツが欧米側、東ドイツがソ連側と知っていれば解答できます。ベルリンも東西に分裂しています。ベルリンの壁ですね
答えは、④です
a,b,cの国名を聞かれると、難易度は一気にあがります。有名大学志望の受験生は、そこも覚えましょう
a-フランス、b-イギリス、c-アメリカです
問9
めっちゃ簡単ですwこれを知らないと、相当世間知らずです。習う情報でもないと思います
答えは、②です
次回、第2問いきましょう
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■問1
下の講義でふれてますね。年号知っていると即答できる問題です。
年号を覚えてると、呉楚七国の乱が、前154年だとわかります。また年号を知らなくても、この乱が前漢の中央集権に反発して発生したものと覚えていればとけます。
張角は、後漢末期に黄巾の乱を起こした人ですね。「三国志」のゲーム好きな人は余裕です
唐を滅ぼした人は、朱全忠です。彼が聞かれるパターンは、これが一番多いです。その後、五代十国の後梁の建国者ですね。したがって答えは、④です
■語呂
ゴソゴソ(呉楚)引っ越し(154)、景帝見ている七国の乱
黄巣花子(875)が、唐を討つ
■講義 part18 -秦・前漢-
http://world-history.blog.jp/archives/1603538.html
■講義 part21 -隋・唐-
http://world-history.blog.jp/archives/1710171.html
■問2
まず誤っているものを選ばせてます。注意ですここで受験生の苦手な現代史です。先に答えをいうと③です
中東戦争は、現代史では聞かれる頻度が高い場所です。全部で4回あります。この4回で何が起きたかを覚えておけば、この問題に答えられます。
まず始まった理由は、第二次世界大戦後、ユダヤ人がイスラエル建国を宣言することが発端です。それまで2000年ぐらいユダヤ人の国はありません
いきなり家に人が来て、「ここの土地は2000年前に住んでいた俺たちのものだ」といわれたら絶句しますよね
それで苦しんでいるのが、今のパレスティナ人です。この問題は、今もリアルタイムで続いています。
イスラエルの諜報機関であるモサドは、世界一番といわれるスパイ組織です。それらの情報を駆使して、わずか6日でシナイ半島・ゴラン高原・ヨルダン川西岸・ガザ地区を占領したのは、1967年の第3次中東戦争です
占領地域が多かったので、第3次中東戦争は4つの戦争の中でもよく聞かれます
■問3
これブログで説明しましたが、簡単な問題ですね
唐の税の移行は、租庸調制⇒両税法です。また提案者は、楊炎です。彼は両税法以外で聞かれません。必ずセットで覚えましょう
司馬光は、北宋時代に王安石の改革に反対した人です。どの王朝で、誰が、何をしたかは、世界史攻略に必須です
■講義 part21 -隋・唐-
http://world-history.blog.jp/archives/1710171.html
■講義 part23 -五代十国・宋-
http://world-history.blog.jp/archives/1741896.html
■問4
これ少し難しい問題です。まずaが一番古いのは、すぐわかりました。
スコータイ⇒アユタヤ⇒ラタナコーシンの流れはブログで説明しましたね。自分もこの設問の年号をよく覚えていませんが、タイのラタナコーシン朝が欧米による植民地の攻勢を凌いだのは知っています
bのスハルトは、インドネシアの現代史ですし、cの共産党っていうのは、社会主義ででてくる党です。本格的に社会主義国がでてくるのは、20世紀からです
ここから導き出した答えが、②です。これが正解です
歴史の流れでの記憶で解答する問題ですね
■講義 part28 -東南アジア-
http://world-history.blog.jp/archives/1870544.html
■問5
世界史の先生やってましたが、③のワヤン知りませんでした恥ずかしい
しかし、それでもこの問題は即決で解けますジャワといえば、インドネシアを聞いてることになります
パガン⇒トゥングー⇒コンバウンの流れは、ミャンマーでしたね。東南アジアは、このように王朝名を国別で覚えているだけで戦えます。したがって誤りは、④です
■講義 part29 -東南アジア2-
http://world-history.blog.jp/archives/1887985.html
■問6
世界史なのに、日本史聞くんじゃねーそういう人いると思いますが、日本も世界の一部なので、ちょいちょい聞かれます。たぶん現在の日中問題説明するために、この問題だしたと思います
中国の尖閣の次のターゲットは、沖縄です。理由として、琉球時代に朝貢関係で主従関係があったからです。ここを拡大解釈して、沖縄の帰属を中国側にしようと画策しています
したがって、aは正しいです。
次にGATTですが、現代史で聞かれます。これのおかげで、WHO(世界貿易機関)が設立します
さっくり経済の流れをいうと、現代においては、貿易は自由であるほうが利益が拡大するというのが一般的です
GATT⇒現代史⇒「現代の経済は、自由」
この流れでイメージできれば、逆の保護貿易は誤りです。正誤問題を逆にするのは常套手段です
保護貿易は、保護されていない側の国が利益をあげられず、無理矢理利益をあげようと、戦争をする国もでてきました。第二次世界大戦の遠因ですね。そのため、現代では、保護貿易をなるべく失くす方向で進んでいます
正解は、②になります
■ニュース -中国政府の防空識別圏設定について-
http://world-history.blog.jp/archives/1457425.html
問7
まず1950年代という言葉に注目です。第二次世界大戦後から現代史です
終戦が1945年ですね。その後、一番最初に覚える西ドイツの大統領は、アデナウアー(在任1949~63)です。戦後、資本主義国と社会主義国の対立で、冷戦が発生し、ドイツは西と東に分かれいました
これを解消して、ドイツ統一した人がコール(在任1982~98)です
北朝鮮と韓国は、いまだに統一できていませんから、コールは優秀だったと思います。コールも覚えましょう
イは、EUができるまでの流れですね。これも現代史では1、2を争うほど出題されます
EU成立は、フランスが主導です。これを気に食わないのが、イギリスです。イギリスは当時対抗して、自分たちの組織を設立しました。それがEFTAです。
結局、この戦いは、イギリスの負けです
今でもイギリスは独自色をだしたいので、通貨ユーロに参加せず、自国通貨のポンドを使っている所に、反発していた頃の名残がありますね
ECSCやEURATOMは、国をいきなり統合なんかできないので、まず石炭・原子力から共同運営しましょうという意見から生まれたものです
正解は、①になります
問8
これは、西ドイツが欧米側、東ドイツがソ連側と知っていれば解答できます。ベルリンも東西に分裂しています。ベルリンの壁ですね
答えは、④です
a,b,cの国名を聞かれると、難易度は一気にあがります。有名大学志望の受験生は、そこも覚えましょう
a-フランス、b-イギリス、c-アメリカです
問9
めっちゃ簡単ですwこれを知らないと、相当世間知らずです。習う情報でもないと思います
答えは、②です
次回、第2問いきましょう
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